スコアラインに関する新ルールについて

2008年8月にR&Aより発表された「スコアライン(以下、溝と呼びます)についての新しいルール」についてご案内いたします。
本ルールの詳細につきましては日本ゴルフ協会ホームページ(2010年新しい溝の規則について)またはR&Aホームページをご確認下さい。

1. 溝の新ルール内容について

ショット時のクラブによるスピン発生機能を抑制するため、従来より規定されていた「溝の幅」「溝の深さ」「溝の間隔」に加え、新たに「溝のピッチに対する断面積」「溝のエッジの鋭さ」についても規制が設けられることになります。

2. 新ルールの適用範囲と運用スケジュール

・新ルールの適用範囲は、ドライバーとパターを除くすべてのクラブ(溝のエッジについてはロフト25度以上のものだけが対象となります)
・新ルールの運用スケジュールはプロ、トップアマ、一般アマ各々で適用時期がかわります。

1 : 2010年より新ルールの競技への適用が開始されますが、適用するかどうかは競技管轄団体の判断によります。基本スタンスとしては、2010年よりプロ競技に適用、2014年よりトップアマ競技にも適用拡大の流れです。
2 : 一般アマチュアも含め全面的に規制される時期は確定していませんが、少なくとも2023年までは一般アマチュアは現在のクラブを使用することができます。

3. ヤマハのクラブと新ルールについて

2009年8月以降に発売されたモデルについては新ルール適合モデルとして設計・製造をしておりますので新ルール対応となります。2009年7月以前に発売されたモデルにつきましては、設計上は新ルールに適用するモデルであっても、今回の新ルールを前提に製造をしてきたわけではないので、すべてが新ルールに適合しているという保証はできません(中には適合しないものも存在します)。したがって、「これまでのモデル(2009年7月以前に発売)は、溝の新ルールには未対応」ということになります。