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賞金王・藤田寛之が初めて語る、自らの来た道

HIROYUKI FUJITA

最終18番ホール。50センチのウイニングパットを決めた藤田寛之は、いつものようにサンバイザーを取ってギャラリーの称賛に応えた。
2012年12月2日、<王者の中の王者>を決めるゴルフ日本シリーズJTカップ最終日――大会史上初となる三連覇と自身初の賞金王が決まった瞬間も、藤田はいつもの礼儀正しさを崩さなかった。派手なガッツポーズも、歓喜の叫びも、感極まった涙もない。彼はただ、穏やかにギャラリーに感謝し、ともに戦った谷口徹、金庚泰(キム・キョンテ)と健闘を称え合い、最後にようやく自分自身に今回の快挙を喜ぶことを許したのだった。

開幕前日、賞金王レースで圧倒的首位に立つ藤田が、誰よりも長く練習場で過ごしたことを知る人は少ない。小雨まじりの寒い日。多くの選手がダウンの前を合わせて練習を切り上げる中、藤田だけが「暑い」と言ってベージュのセーターを脱ぎ捨てた。何度も繰り返すスイング。吐く息は白く、打球だけがまっすぐ曇天の空へ消えていく――。この時の彼と、王者として18番グリーンに君臨した彼の眼差しが、全く変わらないように見えたのはなぜだろう。

43 歳の賞金王・藤田寛之――彼の強さは変わらない強さだ。プレッシャーの下でも歓喜の下でも藤田は表情を変えないが、その内側には熱くたぎる思いがあり、重圧に耐え、時に迷う等身大の人間がいる。だが、ゴルフを始めた15歳のころからずっと、「うまくなりたい」「強くなりたい」という思いだけは決して変わらなかった、と彼は言う。

年を重ねるごとに強くなる彼の秘密を知るために――
耳を傾けてみよう、藤田寛之が初めて語る、彼自身の物語に。

 

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